こんにちは。
「ツキを呼ぶサラリーマン家計研究室」運営者の運雄新記(うんゆうしんき)です。
私は26年以上働く現役サラリーマンであり、同時に家計と投資の両面から“数字で人生を豊かにする”情報を発信しています。
今回は、会社の「稼ぐ力」を示す重要な指標――ROE(自己資本利益率)について、わかりやすく解説します。
Contents
🔍 ROEとは?会社の「お金の使い方の上手さ」を示す指標
ROE(Return on Equity)は、「自己資本利益率」と呼ばれる指標です。
計算式は次のとおりです。
メモ
ROE(%)= 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
つまり「会社が株主から預かったお金を、どれだけ効率よく増やせたか」を示すもの。
ROEが高いほど、会社はお金をうまく回して利益を生み出しているということになります。
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自己資本:株主からの出資+会社がこれまで稼いできた蓄え
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当期純利益:最終的に残った“儲け”
この2つの関係を見れば、会社の「稼ぐ力」が一目でわかります。
📈 なぜROEが注目されるのか?「稼ぐ力=株主への信頼」
2014年の経産省「伊藤レポート」では、
“日本企業はROE8%以上を目指すべき”
と提言されました。
それ以来、ROEは経営指標として一気に注目され、上場企業の多くが目標値として掲げています。
理由はシンプルで、ROEは株主の立場から見た“会社の効率性”を表すからです。
株主=会社のオーナーです。
つまり、ROEは「株主から預かったお金をどれだけ増やせたか?」を示す“信頼の数字”なんです。
⚠️ ROEの「落とし穴」3つ
ROEが高ければ「稼ぐ力がある」と言えますが、数字の裏側にも注意が必要です。
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利益を増やして上げる(理想的)
営業力・生産性の向上、コスト削減などで利益を積み上げる。 -
自己資本を減らして上げる(テクニック的)
自社株買いなどで分母を減らすと見かけ上のROEは上昇します。
ただし、実態が伴っていなければ一時的な改善にすぎません。 -
借金を増やして上げる(レバレッジ効果)
借入で事業を拡大し利益を増やす手法ですが、リスクも伴います。
数字だけを追うのではなく、「なぜROEが上がったのか?」の背景を見ることが大切です。
会計知識を持つ“デキるサラリーマン”は、数字の裏側に目を向けます。
🏢 ROAとの違いを理解して「会社全体の効率」を見る
ROEと似た指標にROA(総資産利益率)があります。
メモ
ROA(%)= 当期純利益 ÷ 総資産 × 100
ROEが「株主資本」に対する効率なら、ROAは「会社全体の資産」に対する効率。
つまり、ROE=株主視点/ROA=会社全体視点です。
もしROEが高くてもROAが低い場合、借金に頼りすぎている可能性があります。
この2つをセットで見ると、会社の“健全さ”がわかります。
💼 あなたの会社のROEをチェックしてみよう!
IR情報や決算書には、ROEが公開されています。
次の2点をチェックしてみてください。
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同業他社と比べてROEは高いか?
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過去数年でROEは改善しているか?
こうした比較を続けることで、あなたの会社の「稼ぐ力」を客観的に見る習慣がつきます。
会計は「会社の言葉」です。ROEを理解すれば、経営層の発言もより深く理解できるようになります。
💬 まとめ:数字を味方に、成果を出すサラリーマンへ
ROEを理解することは、単なる会計知識ではありません。
それは「数字で会社を読み解く力」であり、あなた自身の仕事の価値を高める武器になります。
メモ
ROEを知る
↓
会社の仕組みがわかる
↓
自分の仕事が見えてくる
今日から、あなたも「ROE」を意識して会社の数字を読み解いてみませんか?
数字がわかるサラリーマンは、確実に“ツキを呼びます”。
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✍️ 運雄新記(うんゆうしんき)プロフィール
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職業:現役サラリーマン(26年)
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資格:簿記2級・FP3級・QC検定2級など
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理念:「三方良し」──依頼主・読者・自分の三者に喜ばれるブログ運営
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ブログ:「ツキを呼ぶサラリーマン家計研究室」
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