豊かなくらし

鹽竈神社に触れながら、㈱佐浦の「純米酒 浦霞」をお楽しみください

「純米酒 浦霞(うらかすみ)」

「純米酒 浦霞」は米の旨味と酸味が調和したすっきりとした味わいの純米酒です。

辛さを感じさせない、華やかな香りと上品な味わいを楽しむことができます。

宮城県のおいしいお酒は?と聞かれた時には「純米酒 浦霞」がありますと、自信を持って答えることができます。

「純米酒 浦霞」のメーカー「㈱佐浦」

「㈱佐浦」は享保九年(1724年)に酒造株を譲り受け創業しています。

以来陸奥国一ノ宮であり、1,000年以上の歴史を持つ「鹽竈神社」の御神酒酒屋として酒を醸し現在に至る由緒正しい会社です。

同社ホームページはこちら⇩ https://www.urakasumi.com/

「純米酒 浦霞」と「鹽竈神社」

「純米酒 浦霞」を飲むと「鹽竈神社」を思い出します。

私は4回ほど「鹽竈神社」を訪れていますが、パワースポットだけあって『かなりすがすがしい気分』になりました。

私は「鹽竈神社」のパワーを思い出しながら、「純米酒 浦霞」を楽しんでいます。

「鹽竈神社」について

「鹽竈神社」は宮城県塩竈市にある1,200年以上の歴史を誇る神社ですが、創建はどの古文書にも明記されていないようです。

「鹽竈神社」は陸奥国一宮であり、東北地方の守護神として古くから崇敬されています。

また、鹽竈は古くから塩の産地として知られており、「鹽竈神社」は塩の神様としても信仰されています。

奥州藤原氏や伊達政宗などの仙台藩主の権力者たちからも信仰を集めていました。

祭神は、武甕槌神(たけみかづちのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)、塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)の三柱です。

【左右宮拝殿】は唐門をはいって正面の社殿の左宮に武甕槌神(たけみかづちのかみ)、右宮に経津主神(ふつぬしのかみ)が祀(まつ)られており、左右宮は権力者に崇められた武神でした。

【別宮拝殿】は左右宮の右手に主祭神である鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)を別宮で祀(まつ)られています。

別宮は塩の神・安産の神として庶民の信仰を集めてきました。

別宮の別とはメインに対するサブやセカンドという2番目の意味ではなく、特別(スペシャル)な社と言う意味です。

武甕槌神(茨城県鹿島神宮主祭神)・経津主神(千葉県香取神宮主祭神)は共に高天の原随一の武の神として国譲りに登場し、国土平定の業をなした神です。社伝によれば、東北地方を平定する役目を担った鹿島・香取の神を道案内されたのが鹽土老翁神の神であり、一説には神々は海路を亘り、七ヶ浜町花渕浜(現在の鼻節神社付近)からこの地に上陸されたと言われ、又鹽土老翁神はシャチに乗って海路を渡ってきたと言う伝えもあります。やがて鹿島・香取の神は役目を果たし元の宮へ戻りましたが、鹽土老翁神は塩釜の地に残り、人々に製塩法を教えたとされています。塩釜の地名の起こりともなっております。 ―志波彦神社 鹽竈神社ホームページより― 

鹽竈神社のホームページはこちら⇩

http://www.shiogamajinja.jp/

アクセス

車の場合は、「鹽竈神社」の東に位置する第1駐車場が最も近くて便利であり、「鹽竈神社博物館」や「志波彦神社」を先に通ってから「鹽竈神社」本殿に向かう流れです。

北東に位置する第2駐車場や第3駐車場からも徒歩圏内であり、社務所近くを経由し「志波彦神社」から「鹽竈神社」へ向かうルートです。

「表参道」「七曲り」「東参道」の3つの参道には駐車場がありません。

私は「表参道」と「東参道」を通って参拝したことがあります。

「鹽竈神社」の南に位置する「表参道」から202段の石段を上ると直接「鹽竈神社」の本殿へと続きます。

「純米酒 浦霞」の風情

宮城県内でなくても、ネットショッピングにて「純米酒 浦霞」を入手できます。

スーパーの店頭でも比較的安価に購入できますので、まずは4合瓶(720mL入)で試飲するのも良いと思います。

「浦霞(うらかすみ)」の酒名の由来は、鎌倉時代の武将「源実朝」が塩竈の景色を詠んだ歌から命名されています。

【原文】しほがまの浦の松風かすむなりやそしまかけて春や立つらん 源実朝「金槐和歌集」

【現代語訳】塩釜の浦の、松の木の間を暖かな風が吹き抜けていく。海に浮かぶ島々は春の霞につつまれて、今日の立春を迎えることでしょう。

「純米酒 浦霞」のラベルにも『鹽竈の 浦の松風 霞むなり 八十島かけて 春や 立つらん』と記載あります。

塩竈の浦に霞がかかったやさしく美しい景色が表現されており、ほのぼのとした春の風景が浮かんでくるような味わいを目指して醸されています。このようにラベルからも風情を楽しむことができます。        

あとがき

是非、「鹽竈神社」に触れながら、「純米酒 浦霞」をお楽しみください。

「純米酒 浦霞」よりも1,000円程度高価な「浦霞 禅」もあります。

以下個人的な感想です。

「純米酒 浦霞」は美味しい水の中にスッキリまろやかで酸味の少ない飲みやすいお酒が入っている感じです。
「浦霞 禅」は「純米酒 浦霞」のすっきりまろやかな味わいはそのままに、より濃く、フルーティーな香りもより強めに感じました。

どちらも飲みやすいお酒ですが、日本酒初心者にはまずは「純米酒 浦霞」がおすすめです。
スッキリとした味わいと飲み口は日本酒の独特の風味に慣れていない初心者には大変相性が良いと考えます。

慣れてきたら、「浦霞 禅」を飲むと
かすかな酸味を包むような甘さと鼻をぬけるフルーティーな香りを「純米酒 浦霞」よりくっきりと体感できると思います。
しかし飲み終わりのスッキリ感はそのままなので、すいすいと飲めてしまいます。

お酒単体で楽しむのも良いですが、料理と一緒でも料理の味を邪魔せずうまく調和すると思いました。


 

最後までお読みくださり誠にありがとうございました。

以上

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