「そろそろマイホームを持ちたいけど、頭金ってどうやって貯めればいいんだろう?」
もしあなたがそう考えているなら、会社の積立制度である「住宅財形」が有力な選択肢になるかもしれません。
実は私も、「住宅財形」のメリット・デメリットをよく理解しないまま、奨励金が積立金額の5%という言葉に惹かれて31歳から住宅財形を始めました。
しかし、生活資金に加えて、万が一の備えのために給与6ヶ月分の防衛資金を蓄えてから、余裕資金で住宅財形をスタートし、13年間で580万円を貯め、その資金を頭金にマイホームを購入することができました。
この記事では、私の実体験をもとに、住宅財形のメリット・デメリットを徹底解説。
「住宅財形って聞いたことはあるけど、実際どうなの?」
「会社から勧められているけど、本当に始めた方がいいのかな?」
そんな疑問をお持ちのあなたにとって、この記事を読むことで、
- 住宅財形のメリットとデメリットが明確に理解できる
- 「住宅財形」制度を活用して効率的に550万円を貯める方法がわかる
- 実際に「住宅財形」を始めるべきかどうかの判断材料になる
はずです。ぜひ最後まで読んで、賢いマイホーム資金計画の第一歩を踏み出してください。
Contents
なぜ私が住宅財形を選んだのか?私の体験談
私がなぜ住宅財形を始めたのか?きっかけは、会社の福利厚生制度の案内に「財形奨励金」という魅力的な制度があることを知ったからです。
「住宅財形」のメリット・デメリットをよく理解しないまま、奨励金が積立金額の5%という言葉に惹かれたのです。「給与天引きなら、毎月確実に貯められるかもしれない」「奨励金がもらえるなら、普通に貯金するよりお得だ」そう考えた私は、半信半疑ながらも住宅財形をスタート。毎月の給与から無理のない金額を積み立てることにしました。
ただし、始めるにあたっては、生活資金に加えて、万が一の備えのために給与6ヶ月分の防衛資金をしっかりと蓄えてから、余裕資金で始めるようにしました。
驚きの効果!13年間で580万円を貯蓄
毎月の給与から天引きされるので、意識せずとも着実に貯蓄残高は増えていきました。
さらに、会社の財形奨励金として、毎月の積立額の5%が給与日に支給されたのです。
例えば、毎月5万円積み立てていた私の場合、毎月2,500円の奨励金を受け取ることができました。(非課税限度額の550万円に達するまでですが)
計算してみると、13年間で受け取った奨励金の合計は約27万5千円!毎月コツコツと積み重ねることで、想像以上の金額になったことに驚きました。
住宅財形のメリット:知っておくべき5つのポイント
私の体験談を踏まえ、住宅財形の主なメリットを5つご紹介します。
- 給与天引きで確実に貯蓄できる毎月の給与から自動的に積み立てられるため、「ついつい使いすぎて貯金できない…」という方でも、確実にお金を貯めることができます。
- 財形奨励金制度がある場合がある私の会社のように、積み立て額に応じて奨励金が支給される場合があります。これは、通常の貯金にはない大きなメリットです。(ただし、奨励金制度の有無や支給額は会社によって異なります。)
- 「財形住宅融資」が利用できる可能性がある住宅財形を1年以上積み立てているなどの条件を満たすと、低金利の公的融資である「財形住宅融資」を利用できる場合があります。これは、住宅ローン金利が高騰している現在において、非常に魅力的なメリットと言えるでしょう。
- 元利合計550万円まで非課税住宅財形で貯めたお金は、元本と利息の合計550万円までが非課税となります。これは、通常の預貯金や投資と比較しても有利な点です。(ただし、非課税限度額を超えた部分には課税されます。)
- 住宅資金に関する情報提供やセミナーがある財形住宅金融株式会社(財住金)などでは、住宅資金に関するセミナーを無料で定期的に開催しています。住宅購入に関する知識を深めることができるのは、心強いサポートとなります。
住宅財形のデメリット:注意すべき3つのポイント
魅力的なメリットがある一方で、住宅財形には注意しておきたいデメリットも存在します。
- 原則として、住宅取得以外の目的では簡単に引き出せない住宅財形は、原則として積立期間が5年以上であり、かつ自己の居住を目的とする住宅の取得または増改築のために積み立てる必要があります。そのため、急な出費が必要になった場合でも、簡単に引き出すことはできません。
- 目的外で払い出すと奨励金の返還が必要になる場合がある会社から奨励金を受け取っている場合、住宅取得以外の目的で払い出すと、それまでに受け取った奨励金を会社に返還しなければならない場合があります。
- 非課税の恩恵を受けられるのは550万円まで元利合計550万円までは非課税ですが、それを超えた部分には利息に対して課税されます。
【独自理論】住宅財形で550万円貯めるための5つの秘訣
私の経験を踏まえ、住宅財形で効率的に550万円を貯めるための独自理論をご紹介します。
- 学生時代に奨学金を借りないもし可能であれば、学生時代に奨学金を借りずに済むように計画しましょう。奨学金の返済があると、その分貯蓄に回せるお金が減ってしまいます。
- 無理のない範囲で給与天引きを設定する給与天引きは確実な貯蓄につながりますが、無理な金額を設定すると長続きしません。まずは少額から始め、徐々に積み立て額を増やしていくのがおすすめです。
- 会社の寮や社宅を活用する会社の福利厚生制度で寮や社宅がある場合は、積極的に活用しましょう。家賃を大幅に節約でき、その分を貯蓄に回すことができます。
- 自家用車の保有は慎重に検討する車は購入費用だけでなく、維持費もかかります。特に都市部に住んでいる場合は、公共交通機関の利用を検討するなど、車の保有について慎重に考えましょう。
- 毎月の貯蓄額を記録し、目標額を意識する毎月、自分がどれくらい貯蓄できているのかを把握することは、モチベーション維持につながります。目標金額と達成時期を設定し、逆算して毎月の貯蓄額を決めるのも効果的です。家計簿をつけるなどして、PDCAサイクルを回すと、さらに効率的に貯めることができるでしょう。
まとめ:住宅財形は賢いマイホーム資金計画の第一歩
住宅財形は、給与天引きによる確実な貯蓄、奨励金制度、低金利の住宅ローン利用の可能性、そして税制優遇といった多くのメリットがあります。一方で、原則として住宅取得以外の目的では簡単に引き出せないというデメリットも理解しておく必要があります。
私の実体験からも、計画的に積み立てることで、住宅財形はマイホーム資金を着実に貯めるための有効な手段となり得ます。
もしあなたが将来的にマイホームを持ちたいと考えているなら、まずは会社の住宅財形制度について調べてみることをおすすめします。そして、この記事でご紹介したメリット・デメリット、そして貯蓄の秘訣を参考に、賢い資金計画を立ててみてください。
住宅財形を検討するなら、まずはここから!
- 会社の福利厚生担当部署に住宅財形制度の詳細について問い合わせてみましょう。
- 財形住宅金融株式会社(財住金)の公式サイトで、財形住宅融資やセミナー情報をチェックしてみましょう。
賢く住宅財形を活用して、あなたのマイホームの夢を実現しましょう!