こんにちは。『ツキを呼ぶサラリーマン家計研究室』の運雄新記です。
「カタログ燃費どおりに走らない…」「結局、元は取れるの?」に、私の実走データで答えます。
Contents
WLTCモードとは?——“理想条件の平均値”であることを理解しよう
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WLTC=世界統一試験サイクル。市街地/郊外/高速の配分で算出したカタログ燃費。
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ただし現実は、渋滞・勾配・積載・エアコン使用・冬用タイヤなどで実燃費は低下。
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私の実測でも、カタログの約65%前後が目安でした。
実燃費の求め方(私の計算法)
実燃費=(給油後オドメーター − 給油前オドメーター)÷ 給油量
満タン法で継続的に記録しています。
ハイブリッドはどこから“得”になる?——回収距離を実測で試算
比較条件(2023年4月カタログ)
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対象:同一車種のガソリン/ハイブリッド(FF・7人乗り・ワンボックス)
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本体価格差:383,900円
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仮定:ガソリン単価164円/L、ガソリン車の実燃費もカタログ比**64.6%**で試算
| 項目 | ガソリン車 | ハイブリッド車 | 差分 |
|---|---|---|---|
| 新車価格差 | — | — | 383,900円 |
| カタログ燃費(WLTC) | 13.2 km/L | 19.5 km/L | +6.3 |
| 実燃費(私の実測・比率) | 8.5 km/L(仮定) | 12.6 km/L(実測) | +4.1 |
| 62,000km燃料費(164円/L) | 1,196,235円 | 806,984円 | ▲389,251円 |
| 100,000km燃料費(164円/L) | 1,929,412円 | 1,301,587円 | ▲627,824円 |
結論: 燃料費差▲389,251円 ≒ 本体価格差383,900円
→ 約62,000kmで価格差を相殺。以後はハイブリッドが有利に。
メモ
※ガソリン価格が上がる/実燃費差が広がる→回収距離は短くなります。
逆に価格が下がる/差が縮む→長くなります。
実走データ:1万km走ったらガソリン代はいくら?
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ハイブリッド(実燃費12.6km/L)の場合
10,000 ÷ 12.6 × 164 = 130,159円(概算)
「ハイブリッド=必ず得」ではない——得になる条件・ならない条件
得になりやすい
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年間走行距離が多い(15,000km/年など)
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渋滞やストップ&ゴーが多い都市部走行
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ガソリン単価が高止まり(150円/L以上)
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アイドリングやエアコン使用が多い
得になりにくい
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年間走行距離が少ない(5,000km/年以下)
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高速長距離が中心(差が出にくい車種も)
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乗り換えサイクルが短い(回収前に売却)
今日からできる燃費アップ&節約5カ条
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滑らかな運転(急発進・急減速を避ける)
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不要物を降ろす(軽量化で燃費改善)
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空気圧は月1で点検(低下は燃費悪化の元)
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オイル&フィルターは適切交換(摩擦低減)
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ポイントで支払う(楽天ポイント等で実質値引き)
まとめ|あなたの走行条件で“回収距離”を見積もろう
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実燃費はカタログの6割前後が現実的(私の実測:64.6%)。
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ガソリン164円/L前提では、約62,000kmでハイブリッドが価格差回収。
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走行距離・地域の単価・運転環境しだいで答えは変わる——自分の条件で試算が最適解です。
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信頼性について
本記事の数値は、筆者が自家用車(A)(B)(C)の給油記録を継続取得し、満タン法で算出した実測データに基づきます。