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ガソリン代を節約するには【実例公開】シリーズ

サラリーマン疑問

車維持費のガソリン代が知りたいです。

・ガソリン費用はいくら?

・カタログ燃費と比較して、実際の燃費はどのくらい?

・ガソリン代を節約する方法は?

こういった疑問にお答えします。

この記事を読むと以下のことがわかります。

・10,000km走行するのにかかるガソリン代

・カタログ燃費(10・15モード)と実燃費の差

※JC08モードが導入されたことに伴い、10・15モードは廃止されました。2017年夏以降の新型車にはWLTCモード表記に変化しています。

・燃費向上のポイント

・ガソリン単価の年次推移

・ガソリン代にポイントを活用する方法

記事の信頼性

私は、2002年から2007年までの間『排気量1,339ccのガソリン車(A)』に、2015年から2023年の間『排気量1,496ccのハイブリッド車(B)』に乗っていました(詳細スペックは下表を参照ください)。

私自身の記録をもとに「ガソリン代」及び「燃費」を算出しましたので実例を公開します。

自家用車(A)と(B)のスペック
項目 自家用車(A) 自家用車(B)
時期 2002年~2007年 2015年~2023年
駆動方式 FF FF
タイプ ガソリン車 ハイブリッド車
燃料タンク 42L 42L
排気量 1,339cc 1,496cc
車両重量 1,000kg 1,390kg
総走行距離 26,668km 61,183km
給油したガソリンの量 1,787L 4,659L
給油したガソリンの総額 203,545円 656,118円
カタログ燃費①
(10・5モード燃費)
23.0km/L 24.0km/L
実燃費② 13.2km/L 13.1km/L
②÷① 57.4% 54.6%

10,000km走行するのにかかるガソリン代

自家用車(A)の場合、計算式「203,545円(給油したガソリンの総額)÷26,668km(総走行距離)×10,000km=76,325円」より、10,000km走行相当のガソリン代は76,325円でした。

一方、自家用車(B)の場合、計算式「656,118円(給油したガソリンの総額)÷61,183km(総走行距離)×10,000km=107,238円」より、10,000km走行相当のガソリン代は107,238円であり、30,913円の違いが認められました。

(A)と(B)では実燃費がほぼ同等でしたので、ガソリン単価が影響したと考えられます。2002年~2007年のガソリン単価は平均値で120円/Lであり、2015年~2023年のガソリン単価は141円/Lで、近年さらにガソリン単価は上昇傾向にあります。当然のことですが、実燃費の観点だけでなくガソリン単価も燃料費(ガソリン代)に大きく影響することを改めて確認しました。

カタログ燃費(10・15モード)と実燃費の差

『排気量1,339ccのガソリン車』

自家用車(A)『排気量1,339ccのガソリン車』の場合、計算式「23,668km(総走行距離)÷1,787L(総給油量)」より実燃費は13.2km/Lであり、カタログ燃費(10・15モード燃費)23.0km/Lの57.4%でした。年次ごとの詳細は下表を参照。

 

自家用車(A)の年次毎データ
年次 走行距離(km) 数量(L) 単価(円) 金額(円) 実燃費(km/L)
2002年 8,370 603 103 62,334 13.9
2003年 5,428 394 104 41,051 13.8
2004年 2,611 231 113 26,201 11.3
2005年 2,307 193 126 24,319 12.0
2006年 2,567 207 132 27,169 12.4
2007年 2,385 159 141 22,471 15.0
合計 23,668 1,787 - 203,545 -
平均値 3,945 298 120 33,924 13.2

 

『排気量1,496ccのハイブリッド車』

一方、自家用車(B) 『排気量1,496ccのハイブリッド車』の場合、計算式「61,183km(総走行距離)÷4,659L(総給油量)」より実燃費は13.1km/Lであり、カタログ燃費(10・15モード燃費)24.0km/Lの54.6%でした。年次ごとの詳細は下表を参照。

個人的な感想として、ハイブリッド車はもっと燃費が良いとイメージしていましたが実燃費は13.1km/Lでした。市街地を走ることが多かっただけでなく、冬季にスタットレスタイヤを装着していたことが原因で(スタットレスタイヤはノーマルタイヤよりも、路面との摩擦が大きいため燃費が低下します)、イメージよりも実燃費が良くなかったと思います。夏季には、出発前にエアコンで車内を冷やしてから乗車していたことも燃費低下につながっていると思います。また、この自家用車(B)はハイブリッド車の初代でしたので、今のハイブリッド車はもっと燃費が向上していると考えています。

 

自家用車(B)の年次毎データ
年次 走行距離(km) 数量(L) 単価(円) 金額(円) 実燃費(km/L)
2015年 4,765 372 121 44,912 12.8
2016年 7,215 590 120 70,745 12.2
2017年 10,481 731 136 99,348 14.3
2018年 6,649 440 139 60,964 15.1
2019年 7,265 505 135 67,905 14.4
2020年 7,222 527 127 66,788 13.7
2021年 6,099 481 159 76,419 12.7
2022年 7,241 642 161 103,509 11.3
2023年 4,246 371 176 65,528 11.4
合計 61,183 4,659 - 656,118 -
平均値 6,798 518 141 72,902 13.1

「10・15モード」とは

10・15モードは、1991年から2011年まで日本で使用されていた自動車の燃費測定方法です。市街地および郊外を想定した状況において、燃料1リットルでの走行距離を測定します。10・15モードは、実際の運転状況とは乖離があるため、カタログ燃費と実燃費の差が大きいという問題がありました。2011年、より実燃費に近い値を測定できるJC08モードが導入されたことに伴い、10・15モードは廃止されました。

【参考】燃費表示が10・15モード、JC08モード、WLTCモードと変化したのはなぜですか?(JAF)はこちら⇩

https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-construction/subcategory-engine/faq064

燃費向上のポイント

燃費を向上させるには、大きく分けて「運転習慣の改善」と「車のメンテナンス」の2つの方法があります。

運転習慣の改善

エコドライブを意識することで、燃費を5~10%向上させることができるという情報があります。

急発進や急加速を避ける

アクセルを踏みすぎると、エンジンは必要以上に高い回転数で回転することになります。エンジンは回転数が低い方が効率的に燃料を燃焼させることができます。また、エンジンはより多くの燃料を噴射する必要がありますので、燃料消費量の増加につながります。

燃費向上のためには、スムーズな運転を心がけることが大切であり、「発進はゆっくりと」「加速はゆっくりと」「ブレーキは早めに」に注意しましょう。

不要な荷物は積まない

重量は燃費に直接影響します。実際、燃料タンクが少なくなってから燃費が向上することを実感しました。自家用車(A)は一人で乗車することが多かった一方、自家用車(B)は家族で乗車していましたことも燃費の違いに表れていると思います。対策としては、普段から不要なものは車中に置かないことが重要です。

渋滞を避ける

私は自家用車(A)で、高速道路を運転時に実燃費22km/Lを達成したことが2~3回あります。高速道路運転は信号等で減速や停止することがないので燃費が向上します。

エアコンの使用を控える

私は猛暑日、出発前にエアコンで車内を冷やしてから乗車することがあり、確実に燃費が低下します。車を露天に置いていることで車内がとても暑くなることが原因ですので、車を日陰に駐車するなどの対策が必要と考えています。

車のメンテナンス

車の状態が悪いと、燃費が悪化する可能性があります。

エンジンオイルを定期的に交換する

エンジンオイルは、使用していくうちに劣化します。劣化すると、粘度が高くなったり、汚れが溜まったりして、燃費悪化の原因となります。

タイヤの空気圧を適正に保つ

タイヤ空気圧が低いと、タイヤが路面に接する面積が大きくなります。すると、タイヤと路面との摩擦が大きくなり、転がり抵抗が増加します。転がり抵抗は、車を進めるために必要なエネルギーを増加させるので、燃費悪化の原因となります。

エアフィルターを定期的に交換する

家庭用エアコンと同様にフィルターにほこりがたまると、エアコンの効きが悪くなるのと同様です。効きが悪くなると設定温度に達するためにエアコンが長時間稼働し、燃費が悪化します。

バッテリーを定期的に交換する

バッテリーが劣化すると、充電効率が悪くなります。充電効率が悪くなると、発電機がより多くの動力を必要とし、燃費が悪化します。バッテリーが劣化すると、エンジン始動時の負荷が大きくなります。エンジン始動時の負荷が大きくなると、燃費が悪化します。

ガソリン単価の年次推移

給油時のガソリン単価を年次ごとに平均値をとり一覧表にし、折れ線グラフも掲載しました。私は2008年~2014年のガソリン価格を記録しておらずデータがありませんので、グラフを2つに分割しました。

2002年のガソリン単価は103円/Lでしたが、下表の通りガソリン単価は上昇傾向であり、2023年のガソリン単価が176/Lと最も高い状況です。2020年のガソリン単価価格は127/Lと比較的安価でしたが、この年に新型コロナウィルスが発生した影響により、ガソリン単価が低下したのではないかと考えます。

ガソリン単価の年次推移
年次 ガソリン単価(平均値)
2002年 103円/L
2003年 104円/L
2004年 113円/L
2005年 126円/L
2006年 132円/L
2007年 141円/L
2008年~2014年 データ無し
2015年 121円/L
2016年 120円/L
2017年 136円/L
2018年 139円/L
2019年 135円/L
2020年 127円/L
2021年 159円/L
2022年 161円/L
2023年 176円/L

まとめ

ガソリン代を節約するためには、燃費向上のための運転習慣の改善や車のメンテナンスが重要です。また、ポイントを活用して出費を抑えることも可能です。皆さんも日常の中で少しずつ実践してみてください。

最後にガソリン代にポイントを活用する方法をご紹介します。

2023年のガソリン単価(平均値)は176円/Lであり、ガソリン代は値上がり傾向です。私は楽天ポイントを活用し、ガソリン代に充当し出費を抑制しています。楽天ポイントを貯める方法は以下を参照してください。

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皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

以上

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