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【経験談】上司との関係を円滑にする3つの考え方|実体験から学んだサラリーマンの知恵

「上司との関係、正直しんどいな…」
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

私自身も、社会人1年目から営業時代にかけて、何度も壁にぶつかりました。
しかし今振り返ると、「上司との関係」ほど、サラリーマンとして成長するきっかけになったことはありません。

この記事では、農薬・肥料業界で26年働いてきた私が実際に経験した「上司との関係を円滑にするための考え方」をお伝えします。

1. 上司を「お客様」として考える

若い頃の私は、上司を「苦手な存在」として見ていました。
しかし、ある日を境に考え方を変えたことで、人間関係も仕事も劇的に好転しました。

それは——
「上司もお客様である」
という発想です。

上司は部下に「仕事を依頼する立場」です。
つまり、私たちは上司の業務の一部を担う“外注先”のような存在。

お客様に喜んでもらうように、上司の期待を超える成果を出そうと意識すれば、
信頼関係は自然と築かれます。

依頼された仕事は優先順位を高くし、すぐ対応できないときは、
「今この作業中ですが、終わり次第取りかかってもよろしいですか?」
と一言添えるだけで印象が変わります。

そして、完璧でなくても「早めの報告・連絡・相談」を心がけましょう。
上司は“結果”だけでなく、“進捗”を知りたいものです。

2. 「社内のお客様」と「社外のお客様」を区別する

営業職を6年間経験してわかったのは、
「社内と社外では“お客様の定義”が違うということです。

  • 社内では、上司や先輩が“お客様”

  • 社外では、エンドユーザーが“お客様”

  • 取引先は“パートナー”

取引先の要望をそのまま社内に持ち帰るのではなく、
上司や関係部署と共有し、会社としての立場でどう対応するかを考える。
この意識が欠けていた頃は、失敗ばかりでした。

しかし、「社内も社外も、人との関係で成り立つ」ということを理解してからは、
トラブルも減り、信頼も得られるようになりました。

3. どうしても合わない上司には「逃げる勇気」も必要

どんなに努力しても、どうしても合わない上司がいる——
これは誰にでも起こり得ます。

私も1年半、厳しい上司のもとで働き続け、正直つらい時期がありました。
それでも、信頼できる同僚や先輩に相談しながら、何とか乗り越えました。

もし今、あなたが限界を感じているなら、
「逃げること」も立派な選択です。

会社には人事部やメンタルヘルスの窓口もあります。
無理をして自分を追い込む前に、必ず誰かに話してください。

現代は「パワハラを許さない時代」です。
あなたの心と体を守ることが、最も大切な“仕事”です。

📚 心が疲れたときに読みたい本

悩んだとき、私は本に救われました。
ここでは、私の人生を支えてくれた2冊をご紹介します。

🌿 宮沢賢治『詩集』

静かな自然の描写の中に、人としての優しさや強さを感じる詩集です。
疲れた心に、そっと寄り添ってくれる一冊です。

何といわれても
わたしはひかる水玉
つめたい雫
すきとほった雨つぶを
枝いっぱいにみてた
若い山ぐみの木なのである

☀️ 斎藤一人『幸せの名言集』

人生に迷ったときに、前を向かせてくれる一冊。
私自身、何度もこの言葉に励まされました。

「つらくても最後にはあなたが必ず勝ちますよ」
「人は愛する人のためならガンバレル」
「いいことが山ほどくる」

まとめ:上司との関係は「自分を成長させる鏡」

上司との関係に悩むのは、あなたが真面目に仕事と向き合っている証です。

上司をお客様として尊重する。
報連相を大切にする。
無理をせず逃げる勇気を持つ。

そのどれもが、あなた自身の成長につながります。

最終的に大切なのは、**「自分を守りながら、前向きに働く」**こと。
その積み重ねが、必ずあなたの人生にツキを呼び込みます。

💡ツキを呼ぶサラリーマン研究室より一言
「素直な心は、あなたを強く、正しく、聡明にいたします。」
――松下幸之助

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