・賃貸マンション(電気・ガス・灯油)から戸建て(オール電化)に引越した後の電気代は?
・電気代を節約する方法は?
という疑問が過去にありましたので検証しました。
この記事を読むと以下のことがわかります。
①戸建て(高断熱・高機密住宅)でオール電化の電気代の一例がわかる。
②電気代を節約する方法がわかる。
記事の信頼性
私が依頼した住宅メーカーのカタログに、2018年実測で月平均の電気代が15,813円と記載されています。
実際に我が家の2021年の電気代を確認しました結果、月平均が15,307円でありカタログ値とほぼ同等でした。詳細は下表参照してください。実際に月平均といっても四季によって毎月の電気代に高低差があります。
ただし、2022年に電気代が高騰し前年比1.31倍に値上がりしました。
2023年2月から国の電気料金軽減措置により、電気料金の値引きが続いています。
値引きがあっても2023年の電気代は、値上がり前の水準には戻らず2021年比1.18倍でした。
月平均 | 年間 | |
2018年カタログ値 | 15,813円 | 189,756円 |
2021年実例 | 15,307円 | 183,692円 |
[ソーラーなし、オール電化(IHヒーター、エコキュート、照明、家電)、1世帯あたり2名以上]
2LDKに対して戸建ては5LDKであり延床面積が異なるのでそのまま比較できませんが、参考までに2016年から2019年まで築30年のマンションの2LDKに住んでいた時代の光熱費(ガスコンロ、ガス給湯、冬は石油ストーブを使用)を下表に示します。4年間の年間金額の平均値は、電気代が64,290円、ガス代が51,150円、灯油代が20,740円、及び、合計136,180円でした。
電気代 | ガス | 灯油 | 合計 | |
2016年 | 62,519円 | 52,898円 | 19,657円 | 135,074円 |
2017年 | 66,061円 | 49,402円 | 21,101円 | 136,564円 |
2018年 | 62,519円 | 52,898円 | 19,657円 | 135,074円 |
2019年 | 66,061円 | 49,402円 | 22,543円 | 138,006円 |
平均 | 64,290円 | 51,150円 | 20,740円 | 136,180円 |
【節電術】
私が思いつく節電術を以下にご紹介します。
高断熱・高気密仕様
賃貸マンション時代は、夏にエアコン全室3台、冬は石油ストーブを使用していました。
一方、私の家は全館空調システムなので、夏も冬もエアコンを使用しています。
高気密・高断熱住宅仕様なので、冬に石油ストーブを使用しなくても使用しなくなりました。
夏の冷房、冬の暖房にエアコンは欠かせませんので、省エネの観点で高断熱・高気密の住宅仕様が必要と考えます。
私が選択した住宅メーカーでは樹脂サッシ&二重ガラスであり、屋根&壁&基礎の断熱もしっかりしているので、省エネにより節約につながっているように思います。
エアコン
暑い時と寒い時は、がまんせずにエアコンを使用し快適にするのが良いと考えます。
一般的にエアコンは、冷房運転よりも空気を暖める暖房運転の方が消費電力は大きくなります。必然的に冬の方が電気料金は高くなるなり、1月及び2月が電気料金のピークになっています。
私は4月~6月、10月~11月のエアコン無しでも過ごせる時期に、窓を開けて外気を取り込むことでエアコンの使用をさけることで節電しています。
省エネ家電
消費電力が大きい家電は冷蔵庫なので、省エネタイプの冷蔵庫を購入することは必須。
冷蔵庫の節電術は物を詰め込み過ぎないこと、一方、冷凍庫はパンパンに詰め込むことで節電になるようです。
エコキュート
住宅メーカーに電気・ガス併用ではなく電化をすすめられました。
オール電化の給湯はエコキュートであり、エコキュートの沸き上げが深夜の安い時間帯になるように設定しています。
また、2泊以上お湯を使用しない場合に「不在時の沸き上げを休止」を設定することで節電しています。
私独自の調査によると、1泊約2kwhの節電になる計算でした。金額に換算すると75円の節電(2023年8月)。
照明
消し忘れを無くし、必要のない時はこまめに消灯することを心掛けています。
あとがき
電気代が高騰している時代ですので、一戸建ての場合は太陽光発電システムの導入を検討するべきと考えます。
国の補助金がある場合もありますし、新築時から導入すれば足場代もかかりません。ソーラーパネルの重量を考慮した躯体計算の相談もできると思います。
このブログを書いた時に参考にした本を以下に紹介します。『どうする!?電気代 節約完全マニュアル』
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以上