「マイホームを持ちたいけど、頭金ってどうやって貯めればいいの?」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、会社員ならではの制度「住宅財形(住宅財形貯蓄)」を活用することで、確実かつ効率的にマイホーム資金を貯めることができます。
この記事では、私・運雄新記(48歳会社員)が13年間で580万円を貯めて実際にマイホームを購入した実体験をもとに、
住宅財形のメリット・デメリット・始める際の注意点をわかりやすく解説します。
Contents
■ 私が「住宅財形」を始めたきっかけ
31歳のとき、会社の福利厚生制度の案内で「住宅財形奨励金」という言葉に目が留まりました。
「積立額の5%が奨励金として支給」というフレーズに惹かれ、よく理解しないまま始めたのがきっかけです。
ただし、すぐには始めませんでした。
まずは生活費に加え、給与6ヶ月分の防衛資金を確保してから、余裕資金で住宅財形を開始。
この“準備期間”が後々の安心感につながりました。
■ 驚きの成果!13年間で580万円を達成
毎月5万円を給与天引きで積み立てた結果、13年間で580万円を達成。
さらに奨励金として積立額の5%、つまり毎月2,500円が支給され、合計27万5,000円を受け取りました。
気づけば、頭金として十分な資金が貯まり、念願のマイホーム購入へ。
「コツコツの力」と「制度の活用」で、夢を形にできた瞬間でした。
■ 住宅財形の主なメリット5選
1️⃣ 給与天引きで確実に貯まる
強制的に貯まる仕組みなので、意思が弱くても続けられます。
2️⃣ 会社から奨励金が出ることも
私のように「積立額の5%」が支給されるケースも。これは通常の貯金にはない特典です。
3️⃣ 財形住宅融資が利用できる
1年以上の積立実績があれば、低金利で住宅ローンを借りられる可能性があります。
4️⃣ 元利合計550万円まで非課税
利息も含めて550万円まで非課税になるのは大きな魅力です。
5️⃣ 住宅資金のセミナーやサポートが充実
財形住宅金融(財住金)では無料セミナーも開催。知識を深めながら計画的に進められます。
■ 注意!住宅財形のデメリット3選
⚠️ 住宅以外の目的では原則引き出せない
緊急時でも自由に使えない点に注意が必要です。
⚠️ 目的外の引き出しは奨励金返還の可能性
住宅以外で使うと、受け取った奨励金を返すケースもあります。
⚠️ 非課税枠は550万円まで
それを超えた分の利息には課税されるので、上限を意識しましょう。
■ 【実践編】550万円貯めるための5つのコツ
💡 ① 奨学金や借金をできるだけ作らない
返済負担があると貯蓄スピードが落ちます。
💡 ② 無理のない積立額に設定する
最初は少額でOK。長く続けることが何より大切です。
💡 ③ 寮や社宅などを積極的に活用
家賃を抑え、その分を財形に回すのが鉄則。
💡 ④ 自家用車の保有を慎重に
維持費が高いため、必要性を再確認しましょう。
💡 ⑤ 家計簿を活用して可視化する
積立額・奨励金・貯蓄残高を「見える化」することでモチベーションを維持。
📊 住宅財形 vs 積立NISA vs 定期預金 比較表
| 項目 | 住宅財形 | 積立NISA | 定期預金 |
|---|---|---|---|
| 運用目的 | マイホーム資金の形成 | 長期資産形成・老後資金 | 短期・中期の貯蓄 |
| 利回り(年) | 約0.2~0.5% | 平均3~5%(運用次第) | 約0.01~0.2% |
| 税制優遇 | 元利550万円まで非課税 | 運用益が非課税 | なし |
| 途中引き出し | 原則不可(住宅目的のみ) | いつでも可能 | 可能(中途解約で利息減) |
| リスク | 低 | 中~高 | 低 |
| メリット | 給与天引き・奨励金・非課税枠 | 高い成長性・税制優遇 | 安全性が高く手軽 |
| デメリット | 自由に引き出せない | 元本割れリスク | 利息がほとんどつかない |
📈 13年間の積立シミュレーション図(毎月5万円)
上記のグラフは、
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住宅財形(利回り0.4%)
-
積立NISA(利回り4%)
-
定期預金(利回り0.1%)
を比較した結果です。
結果の目安:
| 投資商品 | 13年後の積立総額(概算) |
|---|---|
| 住宅財形 | 約810万円 |
| 積立NISA | 約1,040万円 |
| 定期預金 | 約790万円 |
👉 積立NISAはリスクがあるものの、長期では運用効果が大きく差を生みます。
👉 一方で、住宅財形は「確実に目的資金を貯める」堅実派向けの制度です。
■ まとめ:住宅財形は“堅実に夢を叶える”サラリーマンの味方
住宅財形は、給与天引き・奨励金・税制優遇・低金利融資という4拍子が揃った制度です。
確かに自由度は低いですが、目的が「マイホーム資金」なら最適な貯蓄手段といえます。
私自身、13年間コツコツ続けた結果、家族で安心して暮らせる家を手に入れました。
あなたもぜひ、この記事をきっかけに会社の住宅財形制度を調べてみてください。
✅ 行動ステップ
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まずは会社の福利厚生担当部署に確認
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財形住宅金融(財住金)公式サイトでセミナー情報をチェック
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家計簿アプリで積立進捗を見える化
堅実な積立こそ、最大の安心。
住宅財形で、あなたの“マイホームの夢”を現実に変えましょう。