「戸建てに住み替えたら電気代ってどう変わるの?」
「オール電化の光熱費、実際のところどうなの?」
住まいが変わると、家計の中でも大きな割合を占める「光熱費」も変化します。
今回は、私が実際にマンションからオール電化の高断熱・高気密住宅へ住み替えた実体験をもとに、
電気代の変化と、今日から使える節約術をわかりやすくご紹介します。
Contents
🏡 この記事でわかること
この記事を読むとわかること
① 高断熱・高気密住宅&オール電化の電気代の変化
② 今日から実践できる電気代節約のヒント
📊 データに基づく信頼性
この記事で紹介する数値は、実際の電気代データと住宅メーカーのカタログ値を比較検証したものです。
2022年には世界的なエネルギー価格の高騰で電気代が急上昇。
翌年には政府の補助金制度により一時的な軽減がありました。
このような社会情勢を踏まえつつ、私の実際のデータを以下にまとめます。
📈 オール電化住宅の電気代(目安と実績)
| 年 | 月平均(目安/実績) | 年間(目安/実績) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2018年(メーカー公表値) | 約1.5万円 | 約19万円 | 高断熱・高気密、オール電化(IH・エコキュート) |
| 2021年(実績) | カタログ値と同等 | カタログ値と同等 | ソーラーなし、複数名世帯 |
| 2022年(実績) | 前年比+約15〜20% | 前年比+約15〜20% | エネルギー価格高騰 |
| 2023年(実績) | 2021年比でやや増加 | 同左 | 電気料金軽減措置あり |
| 2024年(試算) | 2023年とほぼ同等 | 2023年とほぼ同等 | 補助継続見込み |
🏠 住み替え前との比較(マンション2LDK)
| 項目 | 年間平均 | 備考 |
|---|---|---|
| 電気代 | 約6万円台 | 家電+照明中心 |
| ガス代 | 約5万円台 | 給湯+コンロ |
| 灯油代 | 約2万円台 | 冬季暖房用 |
| 合計 | 約13万円台 | 都市ガス・灯油併用 |
戸建てへの住み替え後は、ガス・灯油がゼロになった代わりに電気代が一本化されました。
光熱費全体では増えたものの、「快適性」と「将来のエネルギー効率」を考えると十分に納得できる結果です。
💡 今日からできる!電気代を賢く節約する5つのヒント
① 高断熱・高気密性能を最大限に活かす
住まい全体の保温性能を高めると、冷暖房費を大幅にカットできます。
我が家では冬場でも暖房器具をほとんど使わず快適に過ごせるようになりました。
② エアコンの効率運転を意識する
設定温度を「冷房27℃・暖房20℃」を目安に保つことで、消費電力を抑えられます。
風向き調整やサーキュレーター併用も効果的です。
③ 省エネ家電に切り替える
冷蔵庫や洗濯機などの常時稼働家電を省エネ型に買い替えるだけで、年間1万円以上の節約になることも。
冷蔵庫は“詰めすぎず”、冷凍庫は“隙間なく”が効率のコツです。
④ 給湯システムを見直す
夜間電力を活用するエコキュートは、外出時の沸き上げ停止設定を活用することでムダを防げます。
⑤ 照明はLEDで、こまめに消灯
LEDは白熱灯に比べて消費電力が約1/5。
使っていない部屋の照明をオフにする習慣も大切です。
🔋 将来を見据えたエネルギー対策
近年は太陽光発電+蓄電池の組み合わせが注目されています。
初期投資は必要ですが、10年スパンで見ると電気代削減+売電収入が見込めるケースも。
特に新築・リフォーム時は補助金制度を活用するチャンスです。
✍️ まとめ
オール電化の戸建ては、確かに電気代が上がる側面がありますが、
「断熱性能+使い方次第」で光熱費を最適化できる住まいでもあります。
エネルギー効率を意識しながら、
「快適さ」と「節約」を両立させるのが、これからの家計管理のカギです。