会計

会計調査/国内化学メーカー/総合評価(2024年3月期)

データが語る!国内化学メーカーの勝ち組と負け組

国内化学メーカー、会計調査でその実力に迫る!

今回は、大手化学メーカー12社を対象に、売上高、営業利益、利益剰余金、自己資本比率、時価総額、PBR、ROEといった多角的な視点から会計調査を実施し、その結果をランキング形式で発表します。

なぜ会計調査が重要なのか?

企業の業績を評価する上で、会計データは非常に重要な指標となります。

特に、営業利益は会社の「本業でどれだけ稼いでいるか」を示すものであり、銀行や投資家から注目される重要な指標です。

また、自己資本比率は会社の安全性、ROEは株主への還元力を測る上で欠かせません。

調査結果サマリー

各項目12点満点でランキング順に配点した今回の調査結果では、

F社とB社のスコアが際立っており、両社の経営状況は非常に良好であることがわかりました。

特に、両社は会計の教科書にも例示されるほど、その財務状況が優れていると評価されています。

国内化学メーカーの各項目比較(2024年3月期)

略号 売上 営業利益 利益剰余金 自己資本比率 時価総額 PBR ROE 合計スコア
F 7 12 12 12 12 12 11 67
B 11 11 11 11 10 9 10 63
H* 5 4 7 8 11 11 5 46
A 12 10 10 3 7 3 8 45
C 10 8 9 5 8 5 4 45
I* 4 9 2 6 9 10 3 40
D 9 3 8 7 6 2 6 35
K 2 7 3 9 5 8 12 34
G 6 5 5 4 4 7 7 31
L 1 6 6 10 3 4 9 30
E 8 1 4 1 2 1 1 17
J* 3 2 1 2 1 6 2 15

*は12月期決算

各指標の意味

  • 営業利益: 会社が本業でどれだけ稼いでいるかを示す
  • 利益剰余金: 会社が内部留保したお金
  • 自己資本比率: 会社の安全性
  • 時価総額: 会社の市場価値
  • PBR: 株価が純資産に対して割高か割安かを判断
  • ROE: 株主への還元力

まとめ

次回の記事では、今回のランキングで上位にランクインしたF社とB社の成功の秘訣を深掘りしていきます。

どのような戦略や経営手法が、これらの企業を成功に導いたのか、具体的な事例を交えてご紹介します。

今回の会計調査を通じて、国内化学メーカーの財務状況を多角的に分析しました。

個別の詳細な内容は当ブログの会計調査シリーズに記載していますので、そちらの記事も参考にしてください。

この調査結果が、投資家やビジネスパーソンにとって、より深く化学業界を理解する一助となれば幸いです。

以上

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